ほうれい線の消し方（自力編）

2022.06.28

こんにちは。
長野県松本市丸の内美容皮膚科院長の花岡です。

ほうれい線は気になるけれど、治療はちょっと抵抗ある・・・
なんとか自力で消したい・・・
どうにかならないかなぁ・・・

と考えている方も多いのでは？

今回は、ほうれい線を上手に少しでも目立たなくするコツについて考えていきたいと思います。

1．　とことん保湿でほうれい線対策

シワの原因の一つに乾燥が挙げられます。
もちろん乾燥が関係しているほうれい線と、そうではないほうれい線がありますが、小じわやちりめんジワといった浅い細かなシワは乾燥によって悪化している可能性があります。

また、深いほうれい線でもよ～く観察してみると、表面には浅い細かなシワが重なっていることもあります。
この表面の浅いシワは乾燥と深い関係があるのです。

皮膚の一番表面には角質層があり、この角質層にはお肌の水分を保持する保湿機能があります。
皮膚が乾燥してこの角質層の水分が減ってしまうと、肌表面のハリが失われ、しぼんだようになり、小じわやちりめんジワになってしまうのです。

さらに乾燥が進行すると、この小じわ、ちりめんジワも悪化してしまい、お肌の本体ともいわれる真皮層の深くまでシワが及んで深く刻まれてしまいます。

乾燥によるシワであれば、保湿によって肌表面が潤うことでシワを軽減することができるのです。
極初期の段階であれば、保湿を頑張るだけでも消えるかもしれません。

とはいえ、これが有効なのは、まだシワが定着していない極初期の段階でのことです。
「シワが定着していない」とは、たまにシワが見える、日によって見えたり見えなかったり、冬場など乾燥する時期だけシワになる、という可逆的な段階です。

参考までに、↓この細い線状のほうれい線は軽度の状態。
保湿ではすでに難しくなっている状態です。
極初期というのは、これ以前の段階です。

いつ見てもシワが目に付くようになっているのであれば、それはすでに保湿では難しいです。
が、多少ごまかすことはできるかも？

ぜひ、まずは保湿励行トライしてみてください。

2．　ほうれい線におすすめのメイク術

メイクでほうれい線を消そうとしていませんか？

ファンデーションは色をカバーすることはできますが、凹凸をカバーすることはできません。
シワも同様です。

頑張って塗ったファンデーションは、数時間もすればほうれい線に食い込み、線状に割れて悲惨なことに・・・

女性なら誰しも経験済だと思いますが、ファンデーションは時間とともに皮脂と混ざってべたつき、崩れやすくなります。
特にほうれい線はお口と連動してよく動く部分ですので、この部分にべったりとファンデーションをつけてしまうと、「皮脂」と「動き」によってひどい崩れを起こしてしまいます。
ファンデーションが食い込んだほうれい線はより酷く見えてしまうことも。

ほうれい線を目立たなくするメイク術＝薄化粧にする！これに尽きます。

ほうれい線部分にはなるべく薄く、油脂の少ないファンデーションを使用することをおすすめします。